生成AIとは?
アプリごとの違いや仕組み・できることについて

生成AIとは?アプリごとの違いや仕組み・できることについて タイトル画像

近年、ニュースやSNSなどで、生成AIという言葉を目にする機会が増えてきました。
これまでのAIが「決められた処理を自動化する」技術だったのに対し、生成AIは「自ら新しいものを生み出す」ことができる点が大きな特徴です。

文章や画像、音楽、映像などのコンテンツを生み出す力を持つ生成AI。
今、さまざまな業界で注目されています。

この記事では、生成AIの基本的な仕組みやアプリの特徴、実際にできることや注意点、そして生成AIを扱う「AIエンジニア」という仕事の魅力まで、わかりやすくご紹介します。

1. 生成AIとは?従来のAIとの違い

AIにまつわるもののアイコンが並んでいる画像

まずは「生成AIってなに?」という疑問から解消していきましょう。

生成AIとは、学習したデータをもとに人間のように新しい情報を作り出せる人工知能です。

たとえば…

 ●ChatGPTは自然な文章をつくる

 ●Midjourneyはイラストを描く 等

他にも、音楽を作ったり、プログラミングコードを書いたりと、クリエイティブなことが得意なのが生成AIの大きな特徴です。

1-1. 従来のAIとどう違うの?

生成AIを知るためには、これまでの「従来型のAI」との違いを知っておくと理解しやすくなります。

従来のAIは、基本的に「あらかじめ学習したデータから、最適な答えを選ぶAI」でした。つまり、自分から新しいものを作るということはしないんです。

たとえば、こんなものが従来のAI

 ●スパムメールの自動判定(迷惑メールを見分けてブロック)

 ●顔認証機能(写真から本人かどうかを判定)

 ●カーナビのルート検索(目的地までの最短経路を計算)

 ●レコメンド機能(視聴履歴から「あなたにオススメ」を表示)

これらすべて、「すでにある情報」の中から分類・予測・判定を行うタイプのAIです。

一方、生成AIは「既存の情報をもとに、新しいアイデアや表現を生み出すAI」。

生成AIのベースには「ディープラーニング(深層学習)」という技術があります。
これは、人の脳の働きを模した人工ニューラルネットワークを使って、大量の情報からパターンやルールを学習するもの。
これにより、AIが自ら創造的なアウトプットを行えるようになりました。

以下は、従来のAIとの主な違いをまとめた表です。

従来のAI 生成AI
主な役割 与えられた選択肢から最適なものを選ぶ 自ら新しいコンテンツを生み出す
できること 予測・分類・自動化 文章・画像・音楽・動画の生成

このように、生成AIの登場によって、AIの活用範囲は一気に広がりました。

「調べる」「判定する」だけでなく、「考えて、作って、伝える」といった人間らしい発想を支える技術として、いま多くの分野で注目されています。

では次に、実際にどんなアプリがあり、どんなことができるのかを見ていきましょう。

2. アプリごとの特徴・仕組み・できること

スマートフォンに表示されたChatGPTの紹介ページ

生成AIの進化によって、さまざまなアプリケーションが次々に登場しています。

文章・画像・プログラミング・検索など、活用シーンはどんどん広がり、「誰でも使える未来の道具」として身近な存在になりつつあります。

ここでは、代表的な生成AIツールをジャンル別に紹介していきます。

2-1. ChatGPT(OpenAI)

自然な会話や文章作成が得意な、チャット型のAIツールです。
質問に答えてくれたり、文章を整えてくれたり、相談できるパートナーのような感覚で使えるのが特徴です。

たとえば…
 ●課題のヒントをもらいたいとき
 ●レポートやメールの下書きを考えてほしいとき
 ●アイデアが思いつかないときのサポート
など、「ちょっと助けて!」という場面で頼れる存在として、多くの人に親しまれています。

2-2. Gemini(Google)

Googleが開発した生成AIで、以前は「Bard(バード)」という名前で知られていました。Google検索との連携力が強く、調べ物を会話形式で進められるのが大きな魅力です。

たとえば…
 ●旅行の計画を一緒に立てたり
 ●調べ物のまとめを作ってもらったり
 ●レポートの構成を考えてもらったり
検索よりもスムーズに情報が手に入り、初心者でもすぐに使いこなせる易しさがあります。

2-3. GitHub Copilot(Microsoft)

プログラミングの現場で注目を集めているエンジニア向けの生成AIです。

「この後どんなコードを書けばいいんだっけ…」
そんなときに、コードの続きを提案したり、ミスを防いだりしてくれる“AIの相棒”のような存在です。

すでに多くのプロのエンジニアが使っており、将来プログラマーを目指す人にとっては、心強い学びのサポーターになるでしょう。

2-4. Perplexity

Perplexityは、「AIチャット」+「検索エンジン」のようなスタイルで話題のツールです。質問に答えるだけでなく、その答えの“出典リンク”まで教えてくれるのが大きな特徴。

たとえば、「〇〇ってなに?」「最近のニュースを知りたい」といった調べものも、信頼できる情報とともにサクッと確認できます。

操作もシンプルなので、生成AI初心者にもぴったりなツールです。

2-5. Midjourney/Stable Diffusion

「言葉から絵を描く」
そんな未来的なことを現実にしてくれるのが、画像生成AIです。

たとえば…
「深い森の中にある未来的な家を描いて」と入力すると、AIがイメージに合ったアートを作ってくれます。

MidjourneyやStable Diffusionは、広告やデザインの現場はもちろん、SNSの投稿やプレゼン資料づくりでも大活躍中!まさに、想像を形にする力を持ったツールです。

2-6. その他の分野でも活躍中

生成AIは、文章や画像だけにとどまりません。
さまざまなクリエイティブ分野でも、次のようなツールが登場しています。

 ●音楽生成AI:メロディやBGMを自動で作曲
 ●動画編集AI:素材から自動で構成を組み立てる
 ●ゲーム開発支援AI:ストーリーや世界観の構築に活用

こうした技術は、すでにエンタメ・広告・マーケティングなどの現場で導入されており、「好きなことを仕事にしたい」という夢を後押ししてくれる存在になっています。

3. 生成AIを使うときの注意点

便利な生成AIですが、「何でも自由に使ってOK!」というわけではありません。
安心して活用するためには注意点を知っておくことが大切です。

3-1. 正しい情報とは限らない

生成AIが出してくる答えは、必ずしも正解とは限りません。
あたかも本当のように話していても、間違った情報や古いデータを含んでいることがあります。

たとえば、「参考文献は?」と聞くと、存在しない本やリンクを作ってしまうことも。
大切な調べごとは、自分で出典を確認するクセをつけましょう。

3-2. 著作権・プライバシーに注意

AIが作った画像や文章にも、著作権やプライバシーの問題が関わることがあります。
たとえば、誰かの写真を勝手に使って画像生成をしたり、そっくりなデザインを真似してしまうと、思わぬトラブルにつながることも。
「AIが作ったから大丈夫」と思わず、人の権利を守ることを意識するのが基本です。

3-3. AIに頼りすぎない

AIはあくまで「道具」や「アシスタント」。便利だからといって、自分で考える力や学ぶ姿勢まで手放してしまうのはNGです。

たとえば、レポートを丸ごとAIに書かせてしまうと、自分の考えを深めるチャンスを逃してしまいます。
AIを上手に使って、「自分らしいアイデア」を引き出せる人こそ、これからの時代に活躍できる存在といえるでしょう。

生成AIは、正しく使えばとても心強いパートナーになります。
でも、使い方を間違えれば、思わぬ誤解や問題につながることもあります。

だからこそ、「便利さ」と「責任」をセットで考える姿勢が大切。
これから学ぶみなさんには、そんな未来のAIユーザーとしての基礎力も、ぜひ身につけていってほしいと思います。

4. AIエンジニアの役割と必要なスキル

生成AIの広がりとともに、「AIエンジニア」という新しい仕事にも注目が集まっています。
AIを使うだけでなく、つくる側にまわりたい人にとっては、やりがいある職業です。

◆仕事内容

 ●プロンプト設計:AIにどう指示を出せば、期待通りの答えが返ってくるかを工夫

 ●API連携:AIの機能をアプリに組み込み、使いやすくする

 ●出力の調整:AIの答えをより自然で使いやすく整える

 ●安全性の管理:情報の偏りや悪用リスクの対策も重要な役割

◆必要なスキル

 ●Python(パイソン)などのプログラミング

 ●AI・機械学習の基礎知識

 ●APIやデータの扱いに慣れていること

 ●倫理やセキュリティにも配慮できる力

難しそうに感じるかもしれませんが、専門学校などで基礎からしっかり学べば、誰でもチャレンジ可能。
AIに関わるエンジニアは、これからの時代を支える未来のクリエイターです。

5. まとめ

AIの概念と人間の関わりを表現したイメージ写真

生成AIは、私たちの生活や働き方に大きな変化をもたらす、これからの時代に欠かせない技術です。
今後もアプリの種類や使い方が進化し続ける中で、それを活かせる「AIエンジニア」の役割はますます重要になっていくでしょう。

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