ゲームクリエイターの仕事とは?
プランナー・プログラマー・デザイナーの違いも紹介

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ゲームの世界にワクワクしたり、感動して涙したことはありませんか?
そんな特別な体験を生み出しているのが、ゲームクリエイターたちです。
一人で作るのではなく、企画・プログラム・デザインなど多くの専門職が協力し合って、ひとつの作品を完成させています。

この記事では、ゲームクリエイターの仕事内容や、プランナー・プログラマー・デザイナーの違い、制作の流れや必要なスキルについてわかりやすく解説します。
「ゲームの仕事ってどういうもの?」「どんな力が必要?」という疑問に答えるヒントをぜひ見つけてくださいね。

1. ゲームクリエイターの仕事とは?

チームでゲームを開発するゲームクリエイターたちの姿。

「ゲームクリエイター」という言葉を聞くと、一人でゲームを作るイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし実際は、企画、プログラム、デザイン、サウンドなどそれぞれ専門分野のスタッフが協力し合い、チームでゲームを完成させる仕事なんです。

ゲーム制作はさまざまな段階を踏みながら進められます。

たとえば
 ●ゲームのアイデアを形にする企画
 ●プログラムで動きをつくる開発
 ●デザインで画面の見た目を整える作業
それぞれの要素が組み合わさることで、初めてゲームとして世に送り出されます。

現在、ゲーム業界は映画や音楽に匹敵する大きなエンターテインメント産業に。
新しい遊びや体験を生み出すために、日々技術の進化や創造力の向上に取り組み続けています。

1-1. ゲームクリエイターのやりがいと現場の魅力

ゲーム制作の現場は決して簡単なものではありません。
納期に追われることも多く、ときには思い描いたアイデアがすぐに形にならないことも。

それでも、自分が関わったゲームが完成し、多くの人に遊んでもらえることは大きな喜びです。
ユーザーの楽しそうな声や反応を見ると、やりがいを感じられます。
そして、クリエイターとしての達成感や成長を実感できる場面が多くの現場であるのも魅力。

では、次はそんなゲームクリエイターの主な仕事内容を深掘りしていきましょう。

2. ゲームクリエイターの主な職種と役割

ゲームのクオリティを確認するゲームデザイナーの姿。

ゲーム制作の現場では、それぞれの専門性を活かしながら「プランナー」「プログラマー」「デザイナー」が中心となって仕事を進めています。

ここでは、ゲーム制作の基本的な流れと、そこで活躍する3つの専門職の役割についてご紹介します。

2-1. ゲームプランナー

ゲーム制作は、企画会議から始まります。
どんなジャンルにするか、どんなストーリーやシステムにするかといったアイデアを出し合い、企画書や仕様書にまとめるのがゲームプランナーの仕事です。

プランナーは、ターゲットとなるユーザー層やゲームの世界観、ルールやバトルシステムなどを検討し、ゲームの全体像を設計します。
まさに“ゲームの骨組み”をつくる重要なポジションです。

また、プランナーには「開発プランナー」と「運営プランナー」の2つの役割があります。
 ●開発プランナー:ゲームを企画し、完成までの制作全体に関わる
 ●運営プランナー:リリース後のイベント企画や改善提案を行い、長く楽しんでもらえるように育てていく
このように、ゲームが生まれる前も、リリース後も、プランナーの存在は欠かせません。

2-2. ゲームプログラマー

ゲームプログラマーは、プランナーがまとめた仕様書をもとに、ゲームが動くようにプログラムを書く役割です。
キャラクターの動きやマップの仕組み、操作画面の表示など、ゲームを動かすための細かいコードを作成します。

近年では「Unity」や「Unreal Engine」といったゲームエンジンを活用することが一般的ですが、企業によっては独自エンジンを開発する場合も。

また、開発の終盤にはバグの修正(デバッグ)や動作チェックを繰り返し行い、ユーザーにとって快適なプレイ体験を提供するために細部まで調整を重ねます。

2-3. ゲームデザイナー

ゲームデザイナーは、ゲームの世界観やキャラクター、背景、ユーザーインターフェース(UI)などのビジュアル面を担当します。

企画の段階からプロデューサーやディレクターと話し合いながら、どのような見た目にするかを決め、仕様書や企画書の作成に参加。
実際の制作では、3DCGやイラスト、アニメーションなど多様な技術を使い、ゲームの世界を形作ります。

ゲーム発売後も、ビジュアル面のバグの確認や改善点の提案を行い、ゲーム全体のクオリティ維持に貢献しています。

2-4. ゲーム完成までの流れとチームワーク

ゲーム制作では、キャラクターやフィールドが完成したら、ビジュアルのCG化やモーションの追加、サウンドの挿入など複数の工程が並行して進みます。

それぞれの担当者が自分の専門分野を活かしながら密に連携し、最後にはバグチェックや難易度の調整(チューニング)を行って、作品としての完成度を高めていきます。

ゲーム制作は、一人の力では成り立ちません。
プランナー、プログラマー、デザイナーをはじめとした多くの人が協力して、一つの作品をつくり上げているのです。

3. ゲームクリエイターに求められるスキルとキャリアパス

ゲームクリエイターとして活躍するためには、職種ごとに専門的なスキルが求められます。また、すべての職種に共通して求められるのが「チームで協力する力」「新しい発想を柔軟に取り入れる姿勢」「最後までやり抜く粘り強さ」です。

ゲーム制作は多くの人が関わるプロジェクト。
自分の得意分野を活かしながら、仲間と連携して進める姿勢が何よりも大切になります。

職種ごとに求められるスキル

●プランナー
 論理的思考力、プレゼン力、ユーザー目線で企画を考える力

●プログラマー
 C++やC#などのプログラミング言語の知識、問題解決力

●デザイナー
 デッサン力、3DCGソフトの操作スキル、トレンドをキャッチする感性

経験を積めば、ディレクターやプロデューサーといったマネジメント職へのキャリアアップも可能に。
プランナーからディレクター、さらにプロデューサーへとステップアップし、プロジェクト全体を統括する例も多くあります。

ゲームクリエイターのキャリアは、一人ひとりの得意分野や興味によって広がります。

「好きなことを仕事にしたい」という想いを出発点に、学びを深め、経験を積み重ねていくことで、自分らしいキャリアを築いていける世界なのです。

4. まとめ

ゲームコントローラーの画像。

ゲームクリエイターは、自分のアイデアや表現を通して、人に「楽しさ」や「感動」を届けることができる、魅力あふれる仕事です。

企画を構築するプランナー、システムを支えるプログラマー、世界観を描き出すデザイナーなど、それぞれの専門分野が力を合わせてひとつの作品をつくり上げていきます。
そこにあるのは、仲間とのチームワークや、困難を乗り越える挑戦、そして完成時の大きな達成感。

「ゲームが好き」という気持ちが、未来のキャリアにつながる。それは夢ではなく、しっかりと準備をすれば現実にできる道です。

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