
スマホアプリやクラウドサービス、そしてAI。
今や私たちの暮らしに欠かせないこれらの技術。そのしくみを支えているのが「システムエンジニア(SE)」という仕事です。
「どんな仕事?」「どんな進路を選べばなれるの?」「文系でも大丈夫?」
そんな疑問を持つ高校生へ向けて、この記事ではシステムエンジニアになるための進学ルートや必要なスキル、資格のことまで、わかりやすくご紹介します。
将来の選択肢を広げるためにも、今のうちにITの世界を少しのぞいてみませんか?
目次
「システムエンジニア(SE)」と聞いて、みなさんはどんな仕事を思い浮かべますか?
パソコンに向かってひたすらコードを書く…そんなイメージを持っている方も多いかもしれませんね。
実は、システムエンジニアは「システム全体のしくみ」を考え、つくり、動かすための中心的な役割を担う、IT業界のプロフェッショナルです。
IT業界の発展とともに、システムエンジニアの役割はますます多様化しています。
システム開発だけでなく、顧客とのコミュニケーションやプロジェクト管理、最新技術への対応力も求められる時代です。
ここでは、システムエンジニアになるために身につけたいスキルと、将来役立つおすすめの資格についてわかりやすく紹介します。
システムエンジニアに求められるスキルは多岐にわたります。
プログラミングスキルはもちろん、論理的思考力やコミュニケーション能力、プロジェクト管理能力など、技術力と人間力の両方が重要です。
「技術力」に加えて、「人と関わる力」や「問題を解決する力」などもとても大切です。
システムの土台をつくるのがプログラムです。
JavaやPython、PHPなどのプログラミング言語は、就職でも需要が高く、学んでおいて損はありません。専門学校や大学では、こうした言語の基本から応用までしっかり学べます。
「なぜうまく動かないのか?」「どこに原因があるのか?」といったトラブルにも冷静に対応できる力が必要です。システムを設計する際にも、複雑な課題を整理し、順序立てて考える論理的な思考が欠かせません。
「人と話すことも大事なの?」と思われるかもしれませんが、システムエンジニアはクライアントの要望を聞き取り、チームで協力しながら仕事を進めます。自分の考えを伝えたり、相手の話をしっかり理解したりする力は、現場ではとても重要なんです。
大きなシステムになると、完成までに数ヶ月〜1年以上かかることも。
そのためには、「スケジュールをどう立てるか」「誰がどの作業を担当するか」など、計画を立てて進めるマネジメント力も求められます。
AI(人工知能)やクラウド、セキュリティなど、時代に合わせて新しい技術を学び続ける姿勢が求められます。
このように、システムエンジニアは「技術だけじゃない」仕事、プログラミングに加えて、人とのやりとりやチームでの協力、そして考える力がとても重要です。
資格は知識の証明だけでなく、就職・転職時のアピールポイントに。
システムエンジニア志望者におすすめの資格を紹介します。
ITの基礎知識を幅広く学べる国家試験。未経験者にもおすすめです。
システム開発の基礎知識やアルゴリズム、プログラミングなど、システムエンジニアに必要な知識が問われます。
より高度なIT知識やマネジメント力が問われ、キャリアアップにも役立ちます。
セキュリティ分野に興味がある方におすすめ。企業の情報資産を守る知識が身につきます。
クラウドやインフラ系のスキルを証明する資格も、近年は需要が高まっています。
システムエンジニアを目指すなら、まずは「どんなスキルが必要なのか」「どんな資格が自分に合っているか」を知ることから始めましょう。
早い段階で基礎を固めておくと、進学後の学びもスムーズにスタートできるでしょう。
システムエンジニアになりたいと思ったとき、まず悩むのが「どの学校に進学すればいいのか?」ということ。
IT業界は“実力主義”のイメージがある一方で、基礎からしっかり学べる進学ルートを選ぶことで、将来の選択肢やスキルの幅が大きく広がります。
ここでは、高校卒業後に進める主なルートとして、
の特徴と違いをわかりやすく紹介します。
自分に合った道を選ぶための参考にしてくださいね。
専門学校は「実践重視の学び」が魅力です。2〜3年という短期間で、現場で役立つ技術や資格を集中的に学べるため、早くIT業界で働きたい人におすすめです。
特に「なるべく早くIT業界で働きたい」「実務経験を積みながらスキルアップしたい」という方に向いています。
大学では理論や研究を中心に、4年間じっくり学びます。情報工学やAI、データサイエンスなどの高度な分野に興味がある人に向いています。
「将来的に高度な技術職に就きたい」「理論や研究にもしっかり取り組みたい」という方にぴったりです。
IT業界では独学でスキルを身につけて働く人もいますが、学校で学ぶことには多くのメリットがあります。
わからないことをすぐに質問できる環境は、理解力や習得スピードを大きく高めてくれます。
同じ目標を持つ仲間と励まし合いながら学べるのは、学校ならではの魅力。
実際の企業と連携したプロジェクトや、現場での体験が就職に直結するケースも多くあります。
「プロの指導」+「仲間と学べる環境」+「リアルな現場経験」
これが、学校で学ぶ一番の強みです。
学校を選ぶときは、「知名度」や「偏差値」だけではなく、自分の目標に合っているかどうかが何より大切です。
気になる学校があれば、オープンキャンパスに参加して実際の雰囲気を体感してみましょう。先生や在校生の話を聞くことで、きっと進路のイメージが明確になります。
「進学=ゴール」ではなく、「進学=スタート」
自分の未来を形にするために、今の自分に合った最適な学びの場所を選びましょう。
未来をつくる「しくみ」を生み出す仕事、それがシステムエンジニア。
システムエンジニア(SE)は、私たちの暮らしや社会を支えるさまざまな仕組みを「考え、つくり、動かす」プロフェッショナルです。
アプリやWebサービス、企業の業務システムなど、あらゆるシーンにシステムエンジニアの技術が活かされています。
システムエンジニアは一朝一夕でなれる職業ではありませんが、高校生のうちから方向性を定めて準備を始めることで、将来の選択肢はぐっと広がります。
専門学校や大学といった進学ルートにはそれぞれの良さがあり、自分に合った道を選ぶことが何よりも大切です。
JOHO広島情報専門学校では、システムエンジニアを目指す皆さんを全力でサポートしています。
現場で通用する実践的なカリキュラムや、資格取得に向けた丁寧な指導、そして高い就職率を誇る手厚いキャリア支援。
インターンや企業連携授業など、リアルな仕事を体験しながら、確かなスキルを身につけられます。
「どんな授業があるの?」「学校の雰囲気は?」
そんな疑問は、オープンキャンパスに参加して体感するのが一番。
先生や在校生と直接話してみることで、きっと「ここで学びたい」が見えてくるはず。